ロゴ

  • 創業から戦火、復興、成⻑の1980年まで
  • 米国へ工場進出、80年代の海外戦略
  • フィリピン、中国に生産拠点
  • 経営近代化へ社内制度改⾰
  • 2024年⼀創業100周年を⾒据えて
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地球環境にやさしい企業活動

地球温暖化の抑制でCO2削減へ

  この半世紀で日本を含む主要国の環境政策は様変わりした。

  地球温暖化を抑制するため、国連の気候変動枠組条約が1992(平成4)年に結ばれ、1997(平成9)年に第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)が京都で開催された。この会議で決まったことが「京都議定書」とよばれるもので、日本は温室効果ガス(その大半は二酸化炭素)を、2008(平成20)年から2012(平成24)年までに1990(平成2)年比で6%削減することを諸外国に約束した。

  わが社も「次代に残そうクリーンな地球」をキャッチフレーズとして1999(平成11)年から環境保全活動に取り組んできた。政府の「チーム・マイナス6%」の一環である。主な活動は、資材や電気、ガスなど資源・エネルギーの有効利用、工場の騒音、振動などで近隣住民へ迷惑をかけないようにすることなど。2005(平成17)年からは海外工場もこの取り組みに参加している。

 

大阪、名張など4工場でISO14001

  2003(平成15)年の年頭所感で、中西一雄社長は「地球との共生を図りながら、持続可能な社会、環境に配慮しながら創造力豊かな事業活動、いわゆる循環型社会の実現が企業として求められるようになった」と呼びかけている。現場では、全従業員が「NKCエコカード」を携行して環境意識を高め、実践を通してISO14001の認証につなげた。2006(平成18)年に大阪、名張、三重の3工場が、2009(平成21)年に天満製鈑事業部EPD室が取得している。

  産業界では、京都議定書に準じて「2008(平成20)年度から2012(平成24)年度の二酸化炭素排出量原単位の平均値が1997(平成9)年度比で13%削減」という目標を揭げているが、わが社グループでは、2007(平成19)年度段階で約25%の削減を実現した。生産設備の効率化や空調機の電気からガスへの切り替え、オフィス機器の電源オフ、エコカーへの買い替えなど、地味ながらコツコツ積み重ねた成果でもある。

  さらに同じ年の2007年、わが社は再資源化率99%というゼロエミッションの目標を達成した。ゼロエミッションは国連大学が提唱した考え方で、生産工程で排出される資源ごみの3R(リデュース・リユース・リサイクル)を徹底し、焼却や埋め立て処分する産業廃棄物を限りなくゼロに近づけるという環境運動の1つである。個人のゴミ箱まで廃止するなど、組織的に分別回収に取り組んだことが予想以上の効果をもたらした。

 

省エネ照明、コジェネ、屋上緑化

  ここで、地球温暖化を防止するために取り組んできたさまざまな活動を、工場単位で時系列を追って紹介しておこう。2002(平成14)年、大阪工場を手始めに複数の空気圧縮機を最適制御できるシステムを導入、メタルハライドランプ(高輝度、長寿命)、高周波インバーター、LED、人感センサーなどの省エネ照明・機器も採用した。2003(平成15)年には天満地区で発電装置の温排水を再利用したコジェネレーションシステムを導入。

  2004(平成16)年からは、各工場でエネルギー損失の少ないアモルファス変圧器に転換。名張工場で着手した空気圧縮機、プレス機などのモーターのインバーター化は各工場に波及した。同じ名張では射出成形機を油圧式から電動式に更新。天満地区では2005(平成17)年以降110kw の太陽光発電を、大阪工場でも2010(平成22)年に5kwの装置を導入した。大阪工場はこうした省エネ活動が評価されて近畿経済産業局長賞を受賞している。

  名張工場では2006(平成18)年、通勤用マイクロバスを工業団地で共同運行するシャトルバスへ切り替えた。2007(平成19)年には垂直軸型風力発電装置を3基設置、2008(平成20)年には大阪工場がハイブリッドフォークリフトを導入した。これらの活動でわが社のCO2総排出量は2002年度の1万1579トンから2009年度には1万1135トンへと約4%削減できた。また、発がん性が指摘されているトリクロロエチレンなど環境負荷物質の削減活動も進めている。

  このほか、2003(平成15)年から屋上の緑化運動にも取り組んできた。天満地区のコレックの屋上と本社北棟屋上に芝生を張り、季節の花を植えている。ヒートアイランド化を少しでも緩和しようという試みで、都市景観の向上にも一役買っている。こうした環境活動に取り組む工場や職場を対象に、わが社は2001(平成13)年からNKC環境大賞を創設、毎年表彰している。環境運動は“ 1人の100歩より100人の一歩”が大切なのである。

コレック屋上緑化

コレック屋上緑化

 

社会的責任の時代に初のCSR報告書

  社内制度改革をテーマにした第4章の最後に、2011(平成23)年1月に初めて発行したCSR報告書について触れておこう。CSRは「企業の社会的責任」を意味し、自社の利益追求だけでなく、地球環境、地域社会、株主、顧客、取引先、従業員に対して責任をもち、全体の持続的発展をめざす取り組みをさす。わが社はCSR方針としてNKCビジョンとNKCグループ企業行動憲章を定めている。

大阪工場でのグリーン活動

大阪緑化活動

 

  NKCビジョンは「NKCは、社員が社員である事に誇りを持ち続け、常に変革する企業を目指す」という内容。行動憲章では、1.基本的使命、2.社会規範の遵守、3.情報公開および情報の取扱い、4.就業環境の整備、5.環境対応、6.社会貢献……など10項目の憲章を掲げており、高い倫理観をもって健全な企業活動の展開を約束している。全従業員に向けてはコンプライアンス(法令遵守)の小冊子を配布している。

CSR 報告書

CSR報告書